メンター制度を効果的に行える環境を目指して

入社から2~3か月の研修を終えると、職場がクライアントの先になり、常駐します。そのため、現場の状況によって指導内容が変わるため、先輩社員の指導の進捗や新入社員に対するメンタルケアといった内部的要因が大きく仕事に影響する環境でした。そこで内定者期間から先輩社員と交流を行うことで辞退防止と関係構築に努めることになりました。

入社前に関わらせることで関係構築を図る

10月の内定式以降から先輩社員をWEBサイトに登録し、2人一組のペアを設定。そのペアで入社前課題のフィードバックを先輩社員に行ってもらうことで早期に関わってもらえる機会を作りました。また入社後もそのままWEBサイトを活用することで、連絡ツールとして利用することで業務内容の報告や先輩社員とやりとりや業務の習得状況などを人事側も把握することができるようになりました。

お互いにメリットがあることで相乗効果を生む

WEBサイトを導入したことにより早期からメンターとのコミュニケーションを行うことができたため、メンター自身が新入社員の属性を直接的に感じることができたり、新入社員側は安心して入社を迎えられたり、「自分のことを理解してくれている」状態から業務に携われるため、双方にとって非常に良い効果をもたらす結果になりました。また人事側でもいままで把握できていなかった入社後のやりとりを把握できることも大きなメリットになりました。

新しい企業文化の構築につなげる

導入のきっかけは業務の効率化であったが、結果的に先輩社員だけでなく、人事が継続的にフォローや管理できる体制も整うことになりました。また「1つ上の先輩が新入社員をフォローする」という文化が生まれ、自社独自のメンター制度を確立することができ、離職率などの低下に繋がりました。2021年以降についてはコロナ禍におけるクライアントの状況共有など汎用性が広がっています。
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