170名をが全国に散らばる採用
SNSを最初に検討したのは、まだ世の中に出てきて間もないころでした。当時から全国で170名を超える学生を採用していました。企業規模や事業内容も相まって内定辞退は少ないという状況でしたが、170名の管理が煩雑になっていました。そのため、SNSが内定者フォローで使用されだしたころから早々に導入を検討し、業務効率化を目指して運用をスタートしました。
年間業務を洗い出し、SNSに置き換える。
最初にスタートしたことは、年間の内定者フォロー業務の洗い出しでした。細かなところまでどのような工程で業務を進めているのか、どこに手間がかかっているのかを把握し、SNSに置き換えるとどのように実施できるのかを考えていきました。特に内定期間の諸連絡は特に手間がかかっており、メールでは追い付いていませんでした。さらに提出物は提出用のフォームを作成し、管理を徹底しました。細かな効率化が年間通じて大きな業務削減につながりました。
台風で改めて感じたSNSの有用性
ある年、内定式のタイミングで大型台風が接近していました。全国から学生を本社に呼ぶため、早い意思決定とスムーズな連絡が求められました。中止が決まったタイミングで学生に対して一斉にメッセージを配信し、1時間以内には学生の98%の学生がメッセージを閲覧。その後、見ていない数名の学生に対して電話で確認をすることで迅速に対応ができました。緊急時においてもSNSが有効活用できました。
学生にとっても安心できる環境
当初は人事担当の業務効率を目的にサイトを導入しました。ただ、学生としても内定期間の連絡はすべてサイト内から届くというルールが明確になったり、質問があるときにすぐに人事担当に連絡が取れたりする環境が安心感にもつながりました。
また、全国の内定者がサイト内でコミュニケーションをとれることでどんな同期がいるのかを事前に把握することも不安払しょくにつながり、期待以上の効果がSNSで得ることができました。